丁字路交差点で左折車と直進してきたバイクが衝突した事故
- 事故態様:(被害者)バイク VS (加害者)自動車
一時停止規制のある丁字路交差点を左折してきた加害車両と、丁字路を直進してきたバイクが衝突した事故 - 過失検討:被害者過失70%
(事故現場図)
(参考文献)大阪地方裁判所(平成30年12月21日判決)自保ジャーナル2043号60頁
弁護士の研究結果
- 参考になるのは【141】であるが、本件は次のような特殊性がある。
①加害者が一時停止義務を履行したこと
②被害者がほぼノーブレーキで制限速度を50キロオーバーして衝突したこと
この2点から、裁判所は本件が丁字路左折事故と追突の中間事故と位置づけた。 - その上で被害者過失70%としているが、その明確な理由は明らかではない。推測するに、基本15%に一時停止後進入+15%、ブレーキ操作等の回避義務違反+20、著しいスピード違反+20%を加えたものと思われる。