左方の安全確認をせずに車線変更した車とバイクが衝突

  • 事故態様:(被害者)バイク VS (加害者)車
    片側2車線道路の第1車線を走行していたバイクが、第2車線から車線変更してきた車に接触された事故
  • 過失検討:被害者過失0%

(事故現場図)

(参考文献)大阪地方裁判所(令和元年9月10日判決)自保ジャーナル2061号126頁

弁護士の研究結果

  1. 本件は、車の車線変更によるバイクとの事故なので、【225】が当てはまり、20(バイク):80(車)になります。
    形式的には、合図なしの車線変更で-20として、0(バイク):100(車)になります。
  2. 実質的には、車の接触部分が左前方であったことから、車線変更の際に左方の安全を注視していなかったと思われる。また、合図を出さずに車線変更を行ったので、バイクからすると、車の車線変更を予見、回避可能性はなかったと判断し、過失を否認したのでしょう。