「頑張れ 佐藤蓮!!」シリーズ、14本目の投稿です。

先日、第一次自由契約選手の発表がなされ、タイガースからは8選手が自由契約となりました。

その中に佐藤蓮選手の名前がなかったので、私としては、ホッとしています。

佐藤蓮選手、今季、育成に落ちたことから、頑張りすぎてオーバーワークで、キャンプでいきなり肘を故障、ファーム開幕間もなくぎっくり腰と夏頃まで登板機会がほとんどありませんでした。中盤以降は、いいときと悪いときとの差が激しく、また、いいときでも、一度は暴投するなど、コントロール重視の岡田野球では、使ってもらうことは期待できない状況が続きました。

そんな中で後半、将来の可能性の兆しを見ることができました。ショートアームに取り組み出したのです。ショートアームというのは、投げる手を後ろまで引くのでは無く、ほぼ、垂直に手を挙げる投げ方で、メジャーの投手に多く見られ、ダルビッシュ投手や大谷選手もアメリカに渡ってから、ショートアームに変えました。動きが小さい分ブレが少なくてコントロールが良くなる様です。

僕も、コントロールに難がある彼には、以前からショートアームはどうかと問いかけていたのですが、後半、試してくれました。若干、球の威力は落ちたような気がしました。ロングアームの頃の彼の直球は、コントロールはともかく、バッター前に球を飛ばせない威力ありました。しかし、ショートアームにしてから、毎回あった暴投がなくなりました。ストレートも低めに行くようになりました。まだ、まだ、フォームが固まっていないので、球にばらつきがありますが、以前より、断然、安心して見ることができます。落差のおおきいお化けカーブも健在です。

この進歩を評価してもらえて、残留なのでしょう。ドラフト後の第二次自由契約で弾かれる可能性は低いと思います。

このオフ、ショートアームのフォームを固めて、ストレートでカウント取れるようにして欲しい。そして、それができるようになれば、是非、スライダーを試して欲しいと思います。ノーコンのイメージある佐藤選手から繰り出される高速スライダーは、右バッターにとっては恐怖でしょう。

育成契約の佐藤選手、来季がラストチャンスと思ってオーバーワークにならないよう気をつけていきましょう。今季、オーバーワークから故障し、時間をロスしました。時間を大事に使っていって欲しいと思います。

頑張れ、佐藤蓮!!