https://news.yahoo.co.jp/articles/b1ffed344e57197a303a881a77f545213e106865

130人の乱交パーティー主催者が公然わいせつ罪で逮捕されました。

また、ハプニングバーと呼ばれる種類のお店も最近摘発されました。

https://bunshun.jp/articles/-/54253

ネットのコメント欄には、「なぜ、これが罪になるのか?」というのがありました。

確かに、密閉された空間の中であり、街中で、裸になったわけではありません。分かって参加しているわけで、不快になる人がいるわけでもありません。

同様の問題は、以前から、ストリップ劇場の摘発でも同じ事が言えて、昔から議論になっていました。

「わいせつ」概念は、時代とともに大きな変化があります。法学部の学生が勉強する中で、必ず、触れる「四畳半襖の下張」「チャタレー夫人の恋人」事件等昭和の「わいせつ」を巡る裁判は、今の画像があふれる時代からすると、なんともかわいい事を問題としたものだという感じがします。

「性」の問題は、難しい問題だと思います。公然わいせつ罪の保護法益である「世間一般の性風俗概念」というものが、時代とともに変化するものであり、その扱いは難しい。他人に影響を及ぼさない個人の性的指向をどこまで公的に規制するべきか。難しい問題があります。

性がビジネスになるのは、人類の歴史が明らかです。乱交パーティーがあちこちで開催されている社会も受け入れがたいし、他人に迷惑をかけない個人の嗜好に対して、刑罰で臨むのも躊躇します。

人間昼の姿と夜の姿があります。個人の領域の夜の姿の扱い本当に難しいと思います。