40代会社員
事故態様:自動車VS自動車 追突事故


赤信号で停止中、信号が青色に変わった瞬間見切り発車した車両に追突され、両耳耳鳴り症状が治まらない状況になる。
保険会社事前認定の段階で、後遺障害非該当になったことで、来所。
追突事故自体は、軽微であるが、神経症状が重いといういつもの難解パターンである。
治療状況を確認すると、耳鳴りの検査が不十分であることを確認する。病院での検査方法を指定し(病院は言わないと検査しない)、耳鼻科での後遺障害診断書を作成依頼するも、事故との因果関係は分からないので書けないと断わられる。整形外科の医師と異なり、耳鼻科の医師は、頸椎捻挫案件、後遺障害診断書書くのを嫌がる医師は多い。
確かに、耳鳴りの原因など不明なのだから…。「因果関係不明」と記してもらって後遺障害診断書書いてもらう。
異議の結果12級を獲得した。
軽微な事故の割に高い等級がついたため、保険会社の抵抗は大きかった。
訴訟を提起し、結局、総額1,000万円での解決となった。
もともとの提示金額が50万円程度であったのに、実に20倍の結果が得られたホームラン解決となった。