明けましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

私は、よく、元旦を家族で過ごした後、2日から旅行に行きます。裁判所が大抵松の内(1/15)位まで、裁判期日が入らないので、弁護士にとっては、正月明けは、(料金も安くなっており)絶好の旅行のチャンスなのです。今回のメンバーは、弁護士4人。
 昨年の北京に続いて、今年も中国にしました。歴史好きの私にとって、長安(現在の西安)や洛陽は、是非、行ってみたい所でした。
 5泊6日、四つ星ホテルに5泊まって、全食事付きで、空港諸費用込みで10万円強程。お約束の怪しいお土産屋回りは、ご愛嬌として、阪急トラピックスいい仕事してくれます。
 さて、肝心の西安の印象というと・・・。
んー。空気が無茶苦茶悪い!ガスってます。霧ではありません。スモッグです。どこかで火災が発生しているかのようです。空もどんより…。
2020年1月の西安の様子

 ガイドさんによれば、一年の2/3がこのような天気で、強い風が吹いた後は、青空出たりするそうです。
 西安の方は、よく「肺のお掃除」と言って、日本に旅行に行くとの事。なるほど、日本の青空に感動して当然です。

少林寺
 お目当ての少林寺は、正直、ちょっと、がっかり。修行僧が木を指で突き刺してできた木のくぼみや、長年の修行で窪んだ石床を見て感動するも、現在は、修行僧はいないとの事。


ナント!現在、お坊さんになるには、国家運営の学校に行かなくてはならないそうです。
街には、武術学校がいっぱいあって、何千人もの学生が鍛錬しているそうです。
しかし、寺の中で少林寺拳法のショーがあったり、世界遺産にしては、ちょっと、テーマパーク化しすぎです。


 
 洛陽の龍門石窟はすごい規模です。川の水の中にもまだあるそうです。私は、これで中国3大石窟(敦煌の莫高窟、山西省の雲崗石窟、洛陽の龍門石窟)制覇しました。

 西安のメインイベントは、なんといっても秦の始皇帝の兵馬俑。170センチ、180センチ大の実物大の兵士の像が、広大な広さで、ズラーとびっくりする程並んでいます。



立派な装飾品や武具も並んでいます。

出土当時は、色が付いていたというのですから、驚きです。

手のシワまであります。

その時代(BC221年頃)日本では、やっと稲作伝来の縄文後期です。
これでも、まだ、発掘途中というのですから驚きです。そのすごさ、写真では分かりません。是非、皆様、ご自身で見て下さい。
 
 遠くから始皇帝陵も見ました。でかい!山です山。未だ未発掘とのこと(掘ったら何が出てくるやら…)。
  

 長安(西安)は、シルクロードの入り口です。この西門をくぐって、西域へ旅だったとのこと。半分は帰って来られなかったそうです。

 中国の料理は、ツアーで、少林寺の精進料理、点心餃子専門店、イスラム街の羊肉料理いろいろ楽しみました。一番、美味しかったのは?えーと、やはり、四つ星ホテルの朝食バイキングですね。



 西安、洛陽、まだまだ、歴史的遺産たっぷりです。今回の旅で、およその街の状況が分かりました。LCCも飛んでいますし、是非、今度は、個人旅行で今回見られなかった歴史的名所を回りたいと思います。