物件事故
20代 男性


なんと片側6車線もある右折車と直進の当方依頼者車両との事故
過失割合が問題となり、車の修理代が解決せず、ネットを見て来訪。

現場を確認して、正直、驚いた。極めて珍しい、かつ、危険な交差点が大阪市内ど真ん中に存在することに。
下図のとおり、本線片側4車線に側道片側2車線と右折するには、合計6車線をまたぐ必要のある道路である。
しかも、右折車が右折矢印に従って進めば、側道の高速道路高架柱が陰になって側道通行車両が見えにくい。右折車が側道の状況を見極めて右折することを期待できない道路である。
本来ならば、右折車は、側道手前で停止して、側道に侵入することが要求される道路である。右折車が→青、側道直進車青信号が同時にある極めて危険な交差点である。
右折車は、本来、徐行することが要求されるが、道路の構造上、まるで、右折車も、普通の交差点を直進する気分になってしまう。
当方、あくまで、右折車と直進車の事故であり、直進車、道路の構造上、右折車を発見するのが困難であること、その衝突速度から、右折車の徐行義務違反(+10)を強く主張し、裁判も辞さずとの態度で臨んだところ、当方の主張10:90で解決が図れた事案であった。物損の評価も高く評価され、実質、完全賠償が図られた。